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離婚準備、子供なしの女性が有利に進められる7つのステップ

パートナーから切り出されたにしろ、自分から切り出すにしろ、離婚は勢いだけではできません。
「結婚より、何倍も大変なのよ」
と世間ではいいますが、まさにその通りで、入念な準備と気持ちの覚悟が必要です。

それは、子供がいない女性であっても同じこと。
日本の結婚制度は「収入が高い者が、低い者を養う」というしくみになっています。
今回は、離婚準備をするにあたり、子供がいない女性が有利になるためにしておく7つのステップをお伝えします。

離婚不受理届を提出しておく

「離婚したいのに、なぜ不受理届?」

と感じるかもしれませんが、これは離婚の話が出たら最初に出しておきましょう。
近くの役所に行けば、書き方を教えてくれますのでここで詳細は割愛します。

離婚の話をしている時、ケンカのような状態になってしまうことはあるでしょう。そうすると、パートナーが勢いで勝手に離婚届けを出してしまうことがあります。

役所はいちいち「奥さんも了承していますか?」なんて確認しませんから、あっという間に離婚が成立。
財産分与など、何も決まらないまま、不利な条件であなたが放り出されてしまうのです。

あなたの収入が多く、彼を養っている状態の場合は、喧嘩の勢いで離婚届けを出すのがお得ですよ。

弁護士に相談に行く

法テラスなど、初回無料で相談できるところは、いくらでもあります。
金銭的に余裕がある場合は、5000円か10000円出して、有料相談をしてみるのもいいでしょう。

離婚は、多くの知識がある方が有利になることが多く、あなた一人でカバーするのは至難の業。
自分の現在の状態と、有利に離婚するためにどうすべきかを相談に行きましょう。

とても大切なことですが、別居する前に行くこと!
別居してしまうと、証拠や共有財産の洗い出しが難しくなるのです。

離婚事由となる証拠があれば、押さえておく

ご主人の浮気など、裁判所で離婚事由となる証拠があれば、押さえておきましょう。
「明らかに男女の関係である」
という証拠であることが重要です。

DVやモラハラの場合、動画の撮影がベストですが、音声を録音しておくだけでもいいですよ。

結婚後に築いた財産を洗い出す

子供がいない夫婦であっても、財産分与をするのが基本的な流れです。
注意しておきたいのは
「結婚前に築いた財産、相続などで譲り受けたものは分与の対象にならない」
ということ。

財産が正確にわからない場合は、とりあえず銀行のカード、株があるならそれに関係する郵便物など、片っ端から写真撮影しておきましょう。

自活できるかどうか、試算する

子供のいない夫婦の場合、女性も男性と同じように働き、すぐに自活できることが多いです。
そうでない場合は、本当に自活できるのか、離婚が特になるのかは計算しましょう。

婚姻費用を請求する手続き

たとえ自活ができなくても、ご主人のDVやモラハラで一緒にいられない場合は、一気に別居まで進めてしまうのもアリです。
その場合、婚姻費用の請求が可能です。

法律上、婚姻費用については、夫婦がその負担能力(収入の大小等)に応じて、分担する義務を負っています。別居していても、法律上の夫婦であるこの義務がなくなることはありません。

ご主人の銀行のカード、クレジットカード、給与明細があれば、片っ端から写真を撮りましょう。
同居しているうちに役所へ行き「課税証明書」も取得することを強くお勧めします。

いざという時、差し押さえをしやすくするためです。

あなたの収入が彼より多い場合は、婚姻費用を払わなくてすむよう、別居ではなく早めに離婚届けを出しましょう。

着地点を決めておく

離婚を決めていくにあたっては
「できるだけ損はしたくない」
と感じると思いますし、ご主人の浮気が理由だったら、他の女ごと不幸にしてやりたいと感じるのも当然です。

しかし、結婚も離婚も、あなたが今より幸せになるためにするもの。

「このくらいなら、OKかな」
という着地点を決めておくのが何より大切。
そして、その着地点は他の誰でもない、あなた自身が決めていいんです!

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